【将棋】「第2回電王戦」現役プロ棋士、将棋ソフトに敗北!
現役のプロ棋士が将棋ソフトと対戦する「将棋電王戦」の第2回大会においてプロ棋士が敗北を喫した。対戦は団体戦で行われ、結果はプロ棋士の「1勝3敗1引き分け」に終わった。今大会では、コンピューターの“想定外”の強さに加え、主催の「ドワンゴ」がニコニコ動画で全局生中継したこともあって、シリーズは大きな話題を呼んでいる。
「将棋電王戦」の第一回大会は、2011年の「米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ」の対局であるとされる。米長氏(昨年12月死去)は当時の将棋連盟の会長であり、対戦相手のボンクラーズは、2011年世界コンピュータ将棋選手権の優勝ソフトである。対局は、85手で先手のボンクラーズが勝利した。また、2012年1月にも、米長氏とボンクラーズの対局が行われたが、この時も結果はボンクラーズの勝利に終わった。そして今大会において、三浦八段が「仇を取りたい」とリベンジを誓うも、またもソフト側の勝利に終わった。
今回の盛り上がりを受け主催者側は、早々と日本将棋連盟に第3回の開催を申し入れた。しかし、「これ以上、プロのイメージを汚さない方がいい」と反対の声も出ている。連盟側は慎重に対応を協議したい構えだ。
だが、ソフト開発者の究極の目的は最強棋士との対戦だ。「すでにソフトは名人を超えた」と自信をみせる開発者らに、連盟はどう答えるのか。
現役プロ棋士らも、「相手がソフトだと予想できない手を指してくるので、対戦するとすれば十分な準備・対策を立てて臨まないといけない」と慎重姿勢を見せたり、「自分が出ると影響が大き過ぎる」との発言があったりと、その波紋は広がっている。
次回開催を受けるか否か。結論は連盟理事会で協議することになるが、谷川浩司会長(50)は「反対意見があるのは承知しているが、トップ棋士との対決を見たいというファンの声も無視できない。前向きに協議したい」とジレンマに立たされている。果たして、第3回将棋電王戦は実現するのか!?
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